東海愛知新聞バックナンバー

 7月3日【金】

額田に初のコンビニ

ミニストップ岡崎牧平町店 あす待望のオープン

岡崎市額田地域(旧額田町)にコンビニが初出店―。あす4日、同市牧平町に「ミニストップ岡崎牧平町店」がオープンする。平成18年1月1日の岡崎市との合併後も額田地域にはコンビニの出店はなく、地域住民にとっては待望の店舗となる。(竹内雅紀)

店舗は24時間営業のフランチャイズ制。額田郵便局の南隣で今年度開通する新東名高速道路岡崎東インターチェンジ(IC)にも近い。ミニストップ本社は、岡崎東ICに近いことやトヨタ自動車の関連施設が進出する可能性があること、工業団地が近くにあることなど今後の発展が見込めるエリアとして出店を決めた。

「コンビニ空白地帯」だったエリアだけに地域に根差し、喜んでもらう幅広い品ぞろえを目指す。夏の主力商品のソフトクリームやスイーツ「ハロハロ」、コーヒー、ファストフード類に加え、日用品や雑貨も含めて充実させる。オーナーの川端一幸さん(38)は「ミニスーパーのような存在でありたい」と話す。また、夜間は周辺が暗いため名鉄本宿駅から額田地域へ自転車で帰宅する高校生などにとっては安心材料だ。

同店から約4キロ西に離れたサークルK岡崎生平町店は、岡崎市中心部から額田地域に向かう際に通る「最後のコンビニ」だった。ミニストップ岡崎牧平町店のオープンについては「顧客の流出など多少の影響はあると思うが、ポイントカードなどを活用して顧客を確保しているので、離れていかないように努力したい」と話す。石原町の茶業梅村篤志さん(36)は「便利なコンビニがあれば寄る。これまでよりも近いのは利点」と歓迎している。