東海愛知新聞バックナンバー

 7月2日【木】

「新たな世紀の始まり」

岡崎市制施行99周年記念式

岡崎市制施行99周年記念式が1日、同市民会館で行われ、1600人が出席した。大正5(1916)年7月1日の市制施行から100周年を1年後に控え、内田康宏市長は「岡崎の新たな世紀の始まりとして多くの(100周年)事業を市民参加で実施し、これまでを振り返り、将来のまちづくりにつながるものにしていく」と述べた。(今井亮)

5年間で約100億円が投じられる肝入りの「乙川リバーフロント地区整備」について、内田市長は「象徴となる『人道橋』の整備は、平成29年度末の完成を目指して今年度に着手する」とし、「『乙川リバーフロント地区』をまちづくりの拠点として、ハード、ソフト両面で民間の知恵を借りながら、事業を総合的に展開していく」と力を込めた。

藤田学園と締結した市南部地域への大学病院誘致については、「藤田学園と、病床規模や緊急手術に対応できる24時間365日の救急医療を盛り込んだ協定を締結した」と報告。「調整、協議を医師会と連携しながら、新設した基金を大学病院への財政支援に活用するなど、着実な準備を進めていく」と、5年後に目指す開院を見据えた。

9月から改修工事に入る式典会場の市民会館については「安全性確保を最優先に、ホールの機能向上やバリアフリー化を行う。来年10月には生まれ変わった市民会館が披露できる予定なので、お待ちいただきたい」と理解を求めた。

式典では市勢発展に功労・功績のあった80人3団体に、内田市長から表彰状が贈られた。