東海愛知新聞バックナンバー

 4月29日【水】

内閣総理大臣表彰

乙川を美しくする会
県内唯一の受賞 ごみ拾い、 草刈りなどで環境保全

岡崎市の乙川とその支流の流域の約1万6千世帯で組織する「乙川を美しくする会」(戸松久会長)は27日、平成27年緑化推進運動功労者内閣総理大臣表彰を受けた。緑化活動に積極的に取り組んだ団体のうち、全国で個人2人と11団体が受賞。県内では同団体のみだった。(横田沙貴)

同会は昭和48(1973)年1月に、乙川とその支流を美しくするための環境保全活動などを行う団体として設立。河川敷の草刈りやごみ拾いなどを年間40回以上、行っている。

また昨年の乙川サミットでは、ほかの河川保全団体と協力して岡崎市根石学区内の河川敷に生えた竹を伐採した。

戸松会長は28日、岡崎市役所を訪れ、内田市長に受賞を報告した。

内田市長は「中部地方整備局など市外の人からも『ごみのない河川敷』と好評です。今回の表彰は、皆さんの活動が認められたということだと思います。おめでとうございます」とたたえた。

戸松会長は「受賞は会の励みになります。乙川をより美しくするために、これからも活動を続けていきたい」と抱負を語った。

同会は平成20年に第20回県都市緑化功労者表彰、24年には第23回みどりの愛護国土交通大臣表彰を受けている。