東海愛知新聞バックナンバー

 2月25日【水】
岡崎市制100周年

学区記念誌作成へ

総代らが史跡、産業、行事など編集

岡崎市は、来年7月1日に迎える市制施行100周年に合わせ、市内47学区を紹介する「学区記念誌」を2年計画で作成する。これまで学区別に独自に記念誌を作成した例はあったが、全学区の紹介を1冊にまとめるのは初めて。3月2日開会の市議会3月定例会に上程する一般会計当初予算案に編集費用1,874万円を計上した。(今井亮)

昨年9月に総代会連絡協議会を通じて作成を通知した。47学区の各総代会では総代会長から説明を受け、今後総代が中心となって編集を担当する。学区の年表、景観・史跡、産業、伝統・行事などの特色を、写真を交えて掲載する。

学区によって歴史の深さに差があるため、初年度は学区も把握し切れていない情報を市が提供。作成段階で、住民側が編集に関するアドバイスを仰ぐ地元説明会も学区別に開いていく。

市民協働推進課は「市の100年を振り返るのではなく、現代に残る資源を後世に伝えていくもの。『地域自慢』として誇れる内容にしていきたい」と話している。

記念誌の完成予定は平成29年1月1日。販売はせず、図書館や市民ホーム、各市民センターの図書室に収蔵するほか、抜粋した内容はホームページで公開する。