東海愛知新聞バックナンバー

 8月23日【土】
六ツ美北中合唱部

地元の人にコンクール銀賞の歌声披露

「しぜんと涙がこぼれてきた」

第81回NHK全国学校音楽コンクール県本選で銀賞を受賞した、岡崎市六ツ美北中学校合唱部の37人が22日、六ツ美北部学区市民ホームで地域住民ら約70人に歌声を披露した。

21日に行われた同コンクールの課題曲だった「桜の季節」が1曲目。「中学生の揺れ動く感情を歌った曲です。中学生のときの気持ちになってお聴きください」と部長の3年石川愛佳さんらが曲を紹介。顧問の伊藤聡子教諭の指揮と柴田果里奈教諭のピアノ伴奏で歌った。

涙を題材にした無伴奏曲、映画「サウンド・オブ・ミュージック」の劇中歌と「落葉松」。最後に福山雅治さんの「家族になろうよ」を手をつないだり、手でハートマークを描いたりするダンスを付けて歌い上げた。

会場の人は歌う姿を真っすぐに見たり、目を閉じて聴き入ったり。情景を思い起こさせるような澄んだ歌声に、涙を流す人も。部員が退場するときに「感動しました、ありがとう」と声を掛けて握手を求めた。部員も力強く握り返し、心を通わせていた。

この催しは、同学区社会福祉委員会在宅福祉推進部会・いきいきクラブが企画した。(横田沙貴)