東海愛知新聞バックナンバー

 6月12日【木】

「虹色トルネード」

幸田・石窯パンの店 ダーシェンカ
合併60周年記念し販売

幸田町菱池にある、自家製酵母を使った石窯パンの店「緑と風のダーシェンカ」幸田本店が、近く同町の町村合併60周年を記念したパンを販売する。名付けて「虹色トルネード」。 (横田沙貴)

生地にカボチャ、抹茶、ゴマ、チョコレート、ブルーベリー、チェリー、竹炭パウダーを混ぜ、渦巻き状(トルネード)にしてフランス・アルザス地方の焼き菓子クグロフの型に入れ、石窯で焼き上げた。黄、緑、桃、白、黒などの色鮮やかな7色のパンだ。半分に切ると、記念ロゴマークに使われている虹のような形になる。

町から依頼を受け、5月から開発。担当した岸本文恵さん(44)は「かわいらしいパンにしたい」と、形と大きさを変えて何種類も試作。同店のパン教室の生徒からも意見を聞き、女性も食べやすい直径約10センチ、高さ約5センチのやや小ぶりサイズにした。「虹色トルネード」という名前もパン教室の生徒が考えた。

「黒い色のパンは目を引くだろうな」と、遊び心で竹炭パウダー入りの生地を使った。天然のミネラル分も豊富で体にもいい、という。

岸本さんは「お客様と一緒になってパンを開発できてよかった。私も幸田町民なので、パンで60周年を祝ってもらえたら」と話し、「色鮮やかなパンなので、手土産にしたり、ケーキみたいにデコレーションしたりしてもいいかもしれませんね」と広がりに期待を寄せていた。

販売は幸田本店のみ。税別250円。数量限定。問い合わせはダーシェンカ(63―3273)へ。