東海愛知新聞バックナンバー

 2月23日【日】

岡崎 藤川宿に雪の恐竜

愛産大学生らが制作
関ヶ原からのプレゼント再利用

岡崎市藤川町の道の駅「藤川宿」に、恐竜の雪像が出現し、来駅者を楽しませている。

雪は同市のゆかりのまち・岐阜県関ヶ原町からプレゼントされたもの。子どもたちに雪遊びを楽しんでもらおうと、降雪が少ない岡崎へ毎年2月に同町から雪約50トンが市南公園に届く。今年も16日には、親子でソリや雪合戦などのイベント「雪と遊ぼうin南公園」が開かれた。

例年、残った雪は溶けてなくなるまで公園内で保管されるが、今年は藤川宿から「せっかくの雪をそのままにしておくのはもったいない」と雪像への再利用の申し出があり、公園側が約2トンの雪を譲った。

初の試みということで、同駅に近い愛知産業大学に協力を依頼。作業は19日に約5時間かけて行われ、同大の教員・学生計6人が参加した。雪像は奥行き1.5メートル、幅1.8メートル、高さ0.9メートルで、「駅を訪れる人に親しまれるような雪像」をテーマに、穏やかな様子で寝そべる恐竜の姿を表現した。

中根忍駅長は「見ていると心が温かくなる素晴らしい雪像です。すでに一部が溶け始めているので早めに見に来てください」と呼び掛けている。

問い合わせは、同駅(66―6031)へ。(大山智也)