東海愛知新聞バックナンバー

 2月21日【金】
県LPガス協会西三河支部岡崎分会

市と災害協定締結

発電機寄贈の2団体に感謝状

岡崎市は20日、防災力向上を目的に愛知県LPガス協会西三河支部岡崎分会と災害協定を締結した。また、LPガス(プロパンガス)式発電機10基を市に寄贈した同分会と協同組合西三エルピーガス保安センターに感謝状を贈った。(竹内雅紀)

協定では、災害時に市の要請があった場合、同分会が防災拠点にLPガスを優先供給することや、避難所へLPガスボンベやガスコンロを提供、災害対策本部に協会委員を派遣、防災訓練への積極的な参加などが盛り込まれている。

協定締結式で内田康宏市長は「ライフラインの1つであるLPガスの供給は、被災者の『食』を確保するために必要不可欠。感謝したい」と礼を述べた。山本守正分会長は「要請に素早く応えられるように研鑽を積みたい。万が一の時には役に立ちたい」と話していた。

また、昨年6月に引き続き、2団体からLPガス式発電機が寄贈され、内田市長が感謝状をそれぞれの代表者に手渡した。発電機は出力900ワット、50キロボンベ1本で約110時間運転ができる。インバーター付きで通信機器にも使用可能。1基当たりの重量は約13キロ、価格は工事費込みで25万円。今回は本宿、生平、秦梨、常磐南、常磐東、常磐、恵田、奥殿、豊富、形埜の10小学校に設置される。同センターの鈴木敏之理事長は「この発電機で災害時に明かりをつけ、希望の一助としてもらいたい」とあいさつした。