東海愛知新聞バックナンバー

 2月1日【土】

最優秀賞に5作品

ふるさと岡崎 メディアコンクール

視聴覚教材や貴重な映像資料の収集を目的として、岡崎市が自然や歴史、教育、文化に関するビデオやマルチメディア(パソコンで使うソフト)の作品を募集した「第11回ふるさと岡崎メディアコンクール」の入賞作品が31日、発表された。生涯学習、学校教育、児童生徒の3部門に217作品の応募があり、最優秀賞に5作品が選ばれた。(竹内雅紀)

最優秀賞は、生涯学習部門が井内町の杉本敏男さんのビデオ「自然を歩く」、学校教育部門が本宿小・髙木理人教諭のビデオ「I am a Photographer ぼくはカメラマン」と、生平小・杉山康子教諭のマルチメディア「ワタをそだてて  わたで作ってみよう」。

そして、児童生徒部門が竜海中2年杉山杏那さんのビデオ「アサガオの世代で受け継ぐ  花の色の不思議」と、三島小3年川本夏輝さんのマルチメディア「三島学区の小字名の由来調べ」だった。

5作品の評価は次の通り。

「自然を歩く」
鮮明なハイビジョン映像で、北山湿地の貴重な動物や植物を見ることができる。ドキュメンタリー風で編集され、自然を守る重要性を訴えている。
「I am a Photographer ぼくはカメラマン」
丁寧に作られたクレイモデル(粘土模型)によるアニメーション作品。子どもが飽きないような工夫がされ、英語を耳で聞き、話す楽しさを感じる。
「ワタをそだてて わたで作ってみよう」
ウェブブラウザで見ることができ、動画を効果的に使ったソフト。栽培に必要な知識から糸車の使い方、糸のつむぎ方まで自分のペースで学ぶことができる。
「アサガオの世代で受け継ぐ 花の色の不思議」
継続研究を映像化した作品で2連続の受賞。実験結果をグラフで分かりやすく表現し、科学教材としての価値が高い。映像を並べて表示するなど表現にも工夫がある。
「三島学区の小字名の由来調べ」
学区内の小字名を調べるために56地点の現地調査を行い、写真をつけて丁寧にまとめた。立体地図と字名が記されたメニュー画面から検索でき、使いやすい。