東海愛知新聞バックナンバー

 10月27日【日】

岡崎聾学校の生徒 プロ選手と触れ合い

バレーボールの合同練習

県立岡崎聾学校バレーボール部が26日、バレーボールV・プレミアリーグ女子の「パイオニアレッドウイングス」(戸澤勤監督)と同校体育館で合同練習を行った。部員たちはプロの選手との交流を通じて、練習に対する姿勢などを学んだ。(大山智也)

■プレミアL女子パイオニアと

同校が聾学校以外の外部チームと合同練習を行うようになったのは平成19年から。当時、人間環境大学岡崎学園高校女子バレーボール部の監督を務めていた戸澤さんは、耳が聞こえにくいというハンディがありながら懸命にバレーボールに励む聾学校の生徒たちとの交流が、お互いに良い刺激になると考え、両校の合同練習会を企画した。

その後、岡崎学園高校を離れて西尾市に拠点を置く女子チーム「デンソーエアリービーズ」のコーチに就任してからも、プロの選手との交流が今後社会に出る生徒たちにとって大きな糧になるとして、合同練習を継続。今年6月にパイオニアの監督に就任し、チームの刈谷市遠征に合わせて岡崎聾学校を訪問した。

この日は、中学部〜高等部の男子20人、女子7人の計27人が、パイオニアの選手18人と交流。はじめに軽くランニングをした後、複数の組に分かれてボールを使ったレクリエーションを行い、体を温めた。

ウオームアップの後、休憩を挟んでからトスやレシーブなど基本的な動きを確認。部員たちは選手たちからアドバイスを受けながら、練習に励んだ。

最後は、選手と部員が入り混じっての白熱した紅白戦が行われ、真剣ながら終始和やかなムードで合同練習を終えた。