東海愛知新聞バックナンバー

 9月4日【水】
岡崎市議会一般質問

廃車消防車など譲与

ミャンマーへさらに5台

岡崎市議会9月定例会は3日も本会議を再開して一般質問が行われ、田口正夫(自民清風会)杉浦久直(同)横山幽風(黎明)神谷寿広(自民清風会)井手瀬絹子(公明)の5議員が登壇した。

田口議員が、「今年度廃車となる消防車両もミャンマーに無償譲渡するものと思っているが、市の方針はどうか」と質問した。

内田康宏市長は「これまで本市の消防本部は、友好都市提携している中国フフホト市に消防車両を譲与した実績がある。その後、NOx・PM法の規制を考慮して廃車の消防車両を海外へ無償譲与しない方針だったが、さまざまな規制をクリアして今年度4台の消防車両を『ミャンマーに消防車をおくる会』を通じてミャンマーに譲与した」としたうえで、「今年度廃車となる消防車両は、化学消防ポンプ車1台、消防ポンプ車2台、高規格救急車2台の計5台あり、国際協力の一環としてミャンマーの乾季に発生する大火に備えるため積極的に譲与を進め、再度、不用の消防車両が活躍していく道を切り開きたいと思う」と答弁した。

■イチゴ資源に南部の観光農園

杉浦議員が、市南部の観光農園についての考えをただした。

内田康宏市長は「市北部の駒立地域にはたくさんのブドウ園があり、現在10戸の農家でブドウ狩りを行っている。ブドウ狩り以外にも川遊び、バーベキュー、サツマイモ掘りなどいろいろなレジャーを楽しむことができ、年間6万人を超える観光客が訪れ、にぎわっている」としたうえで、「南部地域には今のところ、このような施設はないが、イチゴ栽培農家があるので、イチゴ狩りや農産加工、直売所など観光農園を始めたいという意向のある生産者があれば、市としても積極的に支援していきたいと考えている」と答えた。