東海愛知新聞バックナンバー

 8月8日【木】
楽天IT学校の岡崎商業高校

ネット通販のコメ試食

品種決め、11月末ごろ実践へ

県内初の楽天IT学校に選ばれた県立岡崎商業高校で7日、インターネット上で販売する商品を決めるためのコメの試食会が開かれた。情報処理科3年生30人は今後、自分たちが選んだ商品の販売方法を話し合い、11月末ごろから実践する。(竹内雅紀)

この日は、協力会社の足立米穀店(岡崎市中島町)が「あだちねっと美米屋」としてインターネットショッピングサイト「楽天市場」で販売する3商品を試食。炊き立てのコメの香りや味、粘り、硬さ、外観を比べた。

用意されたのは愛知県産コシヒカリ、長野県産ミルキークイーン、北海道産ゆめぴりか。運営責任者の足立和重さん(39)は「おいしいか、おいしくないかの判定ではなく、それぞれの違いを見極めることを心掛けてください」と呼び掛けた。

生徒たちは1つの皿に3商品を分けて盛り、食感などを確かめて班別に話し合った。足立さんは「どの商品がいいかという正解はありません。自分たちの好き嫌いで商品が売れるわけでもない。売り方をしっかり考えなければいけませんね」と説いた。

■ウェブページ作成

今回の試食を基に班別で販売する商品を決めて企画書を作成。セット販売や重さに応じて価格を設定し、ウェブページも生徒たちが作成する。