東海愛知新聞バックナンバー

 9月11日【火】

2年ぶり「岡崎市サイクリング大会」

2コースを安全走行

家族やグループでゆっくり走る「岡崎市サイクリング大会」が9日、おかざき世界子ども美術博物館を発着点に開かれた。約270人が参加。秋風が吹く山間地を快走した。(大津一夫)

これまで「ツールド三河湖」という名称で開かれていたが、2年ぶり8回目の今回は名称を変更し、交通ルールを守って安全走行を目指すイベントになった。市と市教育委員会、市体育協会の主催。市サイクリング協会が主管。

子ども美術博物館前をスタートし、鳥川町の岡崎ホタル学校で折り返すビギナー&ファミリーコース(約30キロ)と、千万町町の県野外教育センター―豊田市羽布町の三河湖―岡崎市桜形町のJAあいち三河形埜支所のスポーツコース(約70キロ)に、小学3年生〜80歳代が参加。大阪府、静岡県、三重県からの参加者もいた。

山間部は涼しい風

7、8人のグループに分かれ、カラフルな服装で次々にスタート。グループの前後には、市サイクリング協会のスタッフがリーダーとして付き添った。山間部に入ると涼しい風が吹いて気持ちよさそうにペダルをこぎ、全員が完走した。

豊田市明和町から夫婦で参加した女性(52)は、「主人の勧めで3年前から自転車を楽しんでいます。自転車は風を感じながら自分のペースで走ることができるのが魅力です」と仲良くスタートしていった。

主管した同協会の井上仁会長は、「ゴールした人たちから『来年も実施してね』と話し掛けられました」と話していた。