東海愛知新聞バックナンバー

 7月21日【土】

■先輩頑張れ

岡崎市岩津中で山本聖途選手壮行会
私たちの誇りです

岡崎市内の公立小中学校で20日、一学期の終業式があった。今年の夏休みは曜日の関係もあり、9月2日までの44日間。小学校1年生は式後に初めての通知表を受け取った。岩津中学校では、卒業生でロンドン五輪陸上男子棒高跳び代表の山本聖途選手(20)=中京大=の壮行会を合わせて行った。(竹内雅紀)

同校卒業生の五輪出場は、2000年シドニー大会マウンテンバイク代表の鈴木雷太さん以来2人目。陸上日本チームの公式ジャージー姿の山本選手は、428人の全校生徒の拍手に迎えられて登場した。

稲吉治校長が「五輪出場おめでとうございます。学校や学区、市民にとっては大きなプレゼントであり、勇気をもらっています。『岩中魂』を心に本番に臨んでほしいと思います。応援しています」とエールを送った。生徒会役員が花束と寄せ書き入りの旗を渡して「山本先輩の偉業を誇りに思います。ロンドンでのご活躍を期待しています」と述べた。

約5年ぶりに母校に足を運んだ山本選手は「ロンドンでは、皆さんに恩返しできるように、いただいたエールを力にしてしっかりと頑張ってきます」と決意を新たにした。

山本選手は平成18年度の卒業生。陸上部に所属し、当初は長距離種目だったが2年生の夏から棒高跳びに転向した。

きょう21日に東京での五輪日本選手団の結団式に出席、8月1日に現地入りする。棒高跳びは8日午前10時(日本時間午後6時)に予選が始まる。