東海愛知新聞バックナンバー

 7月12日【木】

■11年連続 俳句甲子園へ

幸田高書道文芸部
“打倒開成”今年こそ優勝

県立幸田高校書道文芸部が「第15回俳句甲子園」に11年連続で出場する。部員ら8人が10日、幸田町役場を訪れ大須賀一誠町長に出場を報告し、抱負を語った。(横田沙貴)

同部は、平成19年と23年の大会で決勝戦まで勝ち進んだ。しかし、いずれも強豪校・東京の開成高校に敗れて準優勝に終わり、「打倒開成」を胸に励んできた。

3年の部長・西橋朋子さんと中野天音さん、平野和昭君、横石成美さん、2年の桑子北斗君―の5人が出場する。補助員として2年の金光絢子さんと顧問の石川裕子教諭が同行する。男子2人がチームに入るのは初めてで、石川教諭は「男女で感性に違いが現れ、面白いチームになった」と期待を寄せている。チームリーダーは桑子君が務める。

■「うれし涙を」

昨年の大会にも参加した西橋さんは「俳句甲子園が15回という節目を迎えた今年こそは優勝したい。昨年は全員悔し涙を流しましたが、今年はうれし涙にしたい」と意気込んだ。

大須賀町長は「出場おめでとうございます。大変だとは思いますが、ぜひ優勝旗を幸田町に持ち帰ってください」と激励した。

俳句甲子園は8月に松山市で開催。18、19両日に試合が行われる。1チーム5人で、共通のテーマで俳句を発表し、作品の創造力とチームの総合鑑賞力を競う。