東海愛知新聞バックナンバー

 6月15日【金】

■地道な自然保護活動

国交大臣表彰 岡崎の「乙川を美しくする会」

花と緑の愛護に顕著な功績があった民間団体を国土交通大臣が表彰する「みどりの愛護」功労者に岡崎市から乙川を美しくする会が選ばれた。14日、同会の杉田叔信会長(69)が市役所を訪れ、柴田紘一市長に受賞報告をした。市内では2年ぶり6団体目の受賞。(竹内雅紀)

今年度は全国87団体が受賞、県内では同会と知多市旭南小学校PTAの2団体。

同会は昭和48(1973)年に発足。市役所東部、大平両支所管内で、乙川の本支流域の10学区68町内会(約1万6000世帯)で組織されている。

活動内容は、国交省主催の矢作川流域圏懇談会や市が行う乙川サミットなどの会議への参加、広報車による河川監視・パトロール、小中学生を交えた河川清掃やホタルの放流、河川美化啓発看板の設置・補修など。対象河川は、乙川をはじめ男川、鉢地川、更沙川、山綱川などの支流も含む。昨年度は39日間で24件の活動を行い、延べ5,600人が参加した。

杉田会長は「先人たちの地道な活動があったからこその表彰なのでうれしい。会として今後も活発な活動をしたい」と喜びを語った。柴田市長は「乙川は市の中心部を流れる大事な川。毎年、美化活動に取り組んでもらっていることに感謝したい」と述べた。

同会は25日に開く総会で会員に表彰状を披露する。