東海愛知新聞バックナンバー

 2月23日【水】

■幸田町消防団 消防庁長官から表彰

県内唯一 地道な活動評価され

幸田町消防団がこのほど、地域防災力の向上に寄与した模範消防団として、消防庁長官から表彰を受けた。愛知県内では幸田町消防団のみ。同消防団は平成21年の消防庁長官褒状以来、2度目の受賞となった。全国では35消防団が表彰された。(竹内雅紀)

■147人、4分団8部

幸田町消防団は、鈴木巨裕団長(47)をはじめ、147人で組織し、4分団8部の構成。昨年11月の秋の火災予防運動期間中に、町内の子どもたちを消防車に乗せるなどして防災パレードを実施、防火意識の高揚と消防団活動をPRした。また、出動経験が浅い団員による実践的な訓練を披露し、日ごろの活動の周知を行ったことなどが高く評価された。

表彰式は21日に東京の日本消防会館で行われた。22日は鈴木団長らが幸田町役場を訪れ、大須賀一誠町長に受賞を報告した。

2年前の消防庁長官褒状は、前年の8月末豪雨に対する防災力が評価された“突発”だっただけに、鈴木団長は「今回は普段の地道な活動が評価された。地域に根差した消防団であることが証明され、素直にうれしい」と喜び、「今後は町内の小学生らで編成する少年消防クラブなどと協力しながら、今以上に地域と密着した消防団を目指したい」と抱負を述べた。


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