東海愛知新聞バックナンバー

 2月22日【火】

■岡崎 藤川宿の魅力再発見

26日、ウオークラリー
「米屋」内覧会も実施

岡崎市東部の藤川地区で26日、旧東海道の宿場町「藤川宿」を散策して魅力を発見する「藤川わくわくウオークラリー」が開かれる。同地区では道の駅事業も進む中、今回のイベントを機に新たな観光拠点にしようと、宿場町の名残を残す「米屋」の室内整理がこのほど行われた。(今井亮)

ウオークラリーは、名鉄藤川駅の南側広場を午前9時にスタート。地元の小学生が選んだ史跡や社寺などのポイントを歩いて回る。ゴール後は、地元住民によるつきたての餅(もち)などのサービスがある。

各ポイントの中でも、旧東海道沿いにたたずむ米屋は、江戸末期に建てられたとみられる築100年以上の2階建て家屋。なまこ壁、吊(つ)り階段、大梁(はり)、大黒柱などが現存し、宿場町の情緒が漂う。昭和時代に入ると薬局が営まれていたが、家主の死後は物置状態となっていた。

ウオークラリーに先立ち、19日に所有者をはじめ、藤川まちづくり協議会の有志、市職員、愛知産業大学の教授や学生ら総勢約30人が1階を整理。古い家具などを配置して、当時のたたずまいを再現した。

当日は午前10時から米屋の内覧会を予定している。以降は毎週日曜日の午前10時から午後3時まで一般開放していく。

ウオークラリーは定員150人で、応募多数の場合は抽選。申し込みはファクス(23―6514)やEメール(toshikei @ city.okazaki.aichi.jp)で同市都市計画課へ。


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