東海愛知新聞バックナンバー

 2月8日【火】

浸水情報 メールで

岡崎市が4月から
サイレン届かない住民へ

岡崎市は4月1日から、浸水警報装置のサイレンが聞き取れない人のために、浸水情報を携帯電話とパソコンに配信する防災緊急メールのサービスを始める。(今井亮)

同市防災危機管理課によると、サイレンが鳴り響く範囲は半径100〜150メートルに限られ、サイレンが届かない住民や、浸水を心配する住民の親類などからサービスを求める声が多く寄せられていたという。

配信するのは、これまで市が提供してきた震度情報と気象警報を含む7項目。空メール送信などの手続きを経て登録が完了すると、サイレンの発報と同時に浸水情報がメールで送信されてくる。登録開始は3月29日から。事業費は約760万円。

同市は、平成20年の8月末豪雨の被害を受けた市内13地区に浸水警報装置を設置した。装置に付いたサイレンは、車両と床下浸水の恐れがある「第一警戒水位」と、床上浸水に相当する「第二警戒水位」の2段階に分けて発報する。設定した水位は、装置のある地区ごとに異なる。


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