東海愛知新聞バックナンバー

 5月7日【金】

津軽三味線全国大会
加藤君(高1)連続優勝

岡崎 “日本一決定戦”では最年少

県立岡崎北高校1年生の加藤佑典君(15)=岡崎市朝日町=が、大型連休中に青森市と青森県五所川原市でそれぞれ開かれた津軽三味線の全国大会で、連続優勝した。小学6年生から数々の全国大会を総なめにしてきた加藤君は、今回で通算7度目の優勝となる。(今井亮)

優勝したのは、第4回津軽三味線日本一決定戦(個人A級男性の部)=2日、青森市文化会館=と、第22回津軽三味線全日本金木大会(個人中高生の部)=4日、五所川原市金木公民館=。

日本一決定戦の個人A級男性の部は全9部門中、2番目の上位クラスで20人が出場。昨年までのジュニア級からA級に初エントリーした加藤君だったが、「津軽じょんがら節」で大会最年少記録の優勝を飾った。

全日本金木大会の個人中高生の部は昨年、惜しくも準優勝だった因縁の大会。同部門に出場した33人の多くが「津軽じょんがら節」を演奏した中、難易度の高い独特のリズムが特徴の「津軽三下り」を披露し、雪辱を果たした。

加藤君は、日本一決定戦の優勝を「稽古(けいこ)通りの演奏ができましたが、レベルが高いA級に初エントリーして優勝できるとは思っていませんでした」と振り返り、全日本金木大会の優勝については「今年は絶対に優勝するつもりだったので、うれしいです。いつも応援してくれる地元の方と師匠に感謝しています」と喜びを語った。


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