東海愛知新聞バックナンバー

 12月6日【日】

三河初の裁判員裁判

8日から名地裁岡崎支部で

名古屋地裁岡崎支部で初めての裁判員裁判が8日から10日までの3日間の日程で開かれる。5月の制度導入後、8月の東京地裁を皮切りに、名古屋地裁など全国各地で裁判員裁判が開かれているが、三河地方では今回が初めてとなる。

裁判では、強盗致傷と銃刀法違反の罪に問われた刈谷市の会社員谷口信義被告(59)を裁く。起訴状によると、谷口被告は6月1日午前4時39分ごろ、三好町のコンビニ店で店員に包丁を突き付けて脅し、金を奪おうとしたが抵抗され、その際に店員の両手に1週間のけがを負わせた。起訴内容に争いはなく、量刑が争点となる。

8日午前は、同支部が呼び出し状を送った候補者の中から、裁判員6人、補充裁判員3人を選ぶ選任手続き。選ばれた9人が久保豊裁判長ら3人の裁判官とともに午後からの審理に臨む。9日午前に論告求刑、午後から評議に入る。評議は10日午前も引き続き行われ、同日午後に判決が言い渡される予定。

同支部では、裁判員候補者に公共交通機関の利用を呼びかけ、傍聴人が多数になった場合に備えて傍聴券発行の準備をするなどの態勢をとっている。


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