東海愛知新聞バックナンバー

 12月4日【金】

出土小判 初お目見え

本光寺大名墓 副葬品など展示
深溝松平家の“お宝”も
内覧会でも注目
幸田町図書館

幸田町大草の町図書館ギャラリーで4日から、深溝松平家の歴代墓所などを紹介する文化振興展が始まる。4月に本光寺(同町深溝)内の大名墓で発見された小判や一分金が初公開されるほか、歴代当主のゆかりの品も展示される。入場無料。6日まで。

深溝松平家の菩提(ぼだい)寺である同寺には、初代忠定から十九代忠諒までの歴代当主が埋葬されている。特に七代忠雄は、墓所から小判など多数の副葬品が出土したことで知られている。

振興展では、三代伊忠が長篠の戦いで着用したとされる栄螺(さざえ)を模した兜(かぶと)や六代忠房が寄進した香炉、忠雄の墓所内にあった蒔絵(まきえ)印籠や金属椀(わん)など計約30点を展示。忠雄墓所の発掘調査概要を記載した資料や、深溝松平家と本光寺について紹介する資料もある。

同寺の檀家向けに開かれた3日の内覧会では、1つのケースの中に並べられた小判6枚と一分金10枚に見入る檀家の人たちの姿が目立ち、注目度の高さを示していた。

午前9時30分〜午後5時。館内での撮影は禁止。6日午後2時から、町民会館で調査会代表の赤羽一郎さんが講演する。先着50人。聴講無料。

問い合わせは、町教育委員会生涯学習課(62―1111)へ。


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