東海愛知新聞バックナンバー

 8月25日【火】

■衆院選折り返し

愛知12区 しのぎ削る杉浦、中根両候補

政権選択が大きな焦点の衆院選は後半戦に突入。30日の投開票日まで残りわずかとなった「夏の陣」に各候補者は全力を注ぐ。自民苦戦、民主躍進―の予想が支配的な中、激戦区愛知12区の情勢を追った。

4度目の対決となった杉浦候補と中根候補がしのぎを削る。比例代表重視の八田候補や選挙初挑戦の後神候補は苦戦している。

「今までで一番厳しい選挙」。杉浦陣営の街頭演説や個人演説会の会場で冒頭に出る言葉。自民党への批判と、情勢不利との報道により、危機感が強まっている。党の規定(年齢制限)で比例代表への重複立候補ができなかったため、「負ければ終わり」と背水の陣を敷く。最優先課題に「景気回復」を挙げ、豪雨対策の実績も訴えている。

前半戦は地盤が固い郡部(幸田町、幡豆郡3町)などもこまめに回った。細田博之自民党幹事長、神田真秋愛知県知事らも応援に駆け付けた。後半戦は岡崎市内の個人演説会などで支持基盤を固め、票の掘り起こしを行う。26日には麻生太郎首相が来岡する。

一方の中根陣営は、優勢との報道にも「油断は禁物。風だけでは勝てない」と気を引き締める。「ピンチの時ほど強いのが自民党。最後まで何があるか分からない」と慎重な姿勢を崩さない。前回は杉浦候補に3万票の大差をつけられ、比例代表での復活すら果たせなかっただけに、「政権交代」を声高に叫んで返り咲きを目指す。

今回は大票田の岡崎市以外に、西尾市にも力を入れている。後半戦は、前半戦同様に岡崎市を中心に街頭演説などを行い、支持層の拡大に努める。「とにかく投票に行ってください」と投票率アップを呼びかける。29日には、河村たかし名古屋市長の応援も予定されている。

比例代表との兼ね合いで、県内各地を回る八田候補は、12区内での活動が他候補に比べると少ない。知名度を生かして、票に結びつけられるかが鍵。

後神候補は、有権者への浸透度が低く、街頭演説をメーンに知名度アップを図る。


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