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東海愛知新聞

中心市街地活性化に向け

「人生大学」の創設

「シビコ」見直しなど
街のデザイン提案を競う
岡崎市

 「岡崎城下まち都心再生協議会」主催の「岡崎コミュニティデザインリーグ2006」が17日、同市康生通西のシビコ6階にある21世紀まちづくり研究所で開かれ、約60人が参加。国土交通省の全国都市再生モデル調査事業の一つで、中心市街地の活性化と市内四大学の研究活動を結びつけ、併せて学生たち主導のネットワークを作ることを目的にし、初めて開催した。
 7つのグループ・個人が発表し、県、市や岡崎商工会議所、大学教授、商店街代表、学生ら7人が審査。豊田工専「活気あふれる街・生きがいある人生―誇り得るふるさとづくりを標榜」と、人間環境大「パタン・ランゲージを用いた岡崎中心市街地の再構築」がグランプリに選ばれた。  豊田工専は、岡崎市図書館交流プラザ「りぶら」ほかの公共施設活用による人の集積、空き地に店舗付き学生寮を建設―などを提案。ふるさとの核「人生大学」を創設し、講師に4大学、国立共同研究機構、岡崎出身・在住者らを想定した。
 人環大は、空きフロアが目立つ「シビコ」の立地と機能に注目。シビコは、西は「りぶら」や松坂屋、大型マンション、東は中小店舗という地域の中間にあり、東西地域を結ぶ「まち」として見直した。店舗、プロムナードなど各種パターンを組み合わせ、人の集う空間へ再生する提案。ともに分かりやすく身近に感じられる―と評価された。
 同リーグは街のデザインの提案を競うもので、運営は学生6人が担当。愛知産業大大学院1年、建築学専攻の冨田祐司さんは「組織化のため、後に続く学生を育てたい」と話していた。

 グランプリ以外の発表テーマは次の通り。
 ▽「岡崎中心市街地再活性化拠点の運営―21世紀まちづくり研究所を持続可能な岡崎を発信する基地にするには」=岡崎城下まち都心再生協議会・柴田祐作
 ▽「岡崎中心市街地再活性化拠点の運営―図書館交流プラザ『りぶら』の『施設づくり』と『まちづくり』への手がかり」=人間環境大教授・島崎義治
 ▽「素晴らしき岡崎再確認」=木村剛也
 ▽「学生が育はぐくむまちなか居住」=愛知産業大
 ▽「物語としてのまちづくり」=愛知産業大

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