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東海愛知新聞

開幕から1周年

“万博の熱気”再び

記念ピンバッジ発売    松坂屋岡崎店でも

愛・地球博の開幕からちょうど1年の25日、博覧会協会公認の開幕1周年記念ピンバッジ5シリーズ20種(1個550円)が、県内の百貨店などで一斉に発売された。西三河地方でバッジを取り扱った2店舗のうち、松坂屋岡崎店では、開店前からバッジ購入に必要な整理券を求める長蛇の列ができた。
 列1番乗りの豊田市の保育士、近藤若菜さん(34)は「モリゾーとキッコロがかわいい。また開催されたら1人でも行きたい」と、閉幕から7カ月たっても下がらない“万博熱”。朝の5時半から並ぶのに付き合わされた夫と姉は「しょうがないか」とぽつり。
 同店では混雑を避けるため、バッジ全種の整理券をそれぞれ用意したほか、列の整理員やレジ係など社員25人で対応。開店15分前の同9時45分から同店北玄関で整理券の配布が始まり、1時間半足らずで計800個すべてがなくなった。券は1人1枚しか配られず、中には券を受け取った瞬間、できるだけ多くの種類のバッジを手に入れようと列の最後尾に走る人も。
 人気は「自然」をモチーフにカラフルなキッコロがデザインされた「カラーキッコロシリーズ」で、花をイメージしたピンクのバッジが最初に完売。バッジが売り切れるたびに「終了しました」と呼びかけがあり、並んだ人たちからは「えーっ」と残念がる声が上がるなど、いまだ冷めぬ万博人気を伺わせた。

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