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東海愛知新聞

23年度の完成めざす

岡崎市の廃棄物中間処理施設
板田町で造成工事着工

岡崎市板田町の新一般廃棄物中間処理施設建設地で14日、造成工事着工のための安全祈願祭が行われた。
 祈願祭には市、市議会、地域、新施設建設審議会、施工の関係者ら約80人が出席。神事のあと、柴田紘一市長は「この新しい中間処理施設をどのように建設し、運用していくかなど、みなさんの並々ならぬ努力があって着工に至ったものです。無事に完成することを願うとともに、今日までのご努力に感謝します」とあいさつした。
 同市で処理される可燃ごみは年間約10万トン。現在は八帖クリーンセンター(八帖南町)と中央クリーンセンター(高隆寺町)の計4基の炉で焼却している。しかし、平成8年に稼働した八帖の1号炉以外は老朽化が進み、新たな施設が必要となっている。
 新施設建設のため、市では外部の調査機関に依頼して、現況調査や施設稼働後の予測をまとめた「環境影響評価準備書」を作成。関係する岡崎市、旧額田町、幸田町で縦覧を行ったほか、学識者や住民などで構成する新施設建設審議会を設けて検討を重ねてきた。
 造成工事は、平成20年1月末までに、施設用地4.8ヘクタール、残置森林1.74ヘクタール、調整池0.47ヘクタール、緑地0.77ヘクタールの計7.8ヘクタールを整備。その後、施設の建設に移る。
 新処理施設は、1日に380トンのごみを処理することができる大規模な施設で、平成23年度の完成が目標。重金属の含有量や溶出量、再資源化や環境負荷の低減、導入費やランニングコストなどの経済性とリサイクル性を重点にガス化溶融施設(シャフト炉式)2炉構成を採用する。

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