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東海愛知新聞

自然科学研究機構の生理学研究所 15日、最新の成果を一般公開

「うそ発見器」も体験

「市民に開かれた研究を」と、自然科学研究機構生理学研究所(岡崎市明大寺町)は15日、「心と体の探検―先端科学が見ているもの」と題した研究内容の一般公開を、昨年3月に完成した山手キャンパス(2、3号館)と岡崎コンファレンスセンターで行う。
 山手キャンパスでは、同研究所の各部門が一般の人にも分かるようにと22の研究テーマで企画した、見たり触れたりする展示や体験型イベント。例えば「生き物の動く仕組み」では、染色液で染めたネズミの脳細胞を顕微鏡で見たり、無脊椎(むせきつい)動物の動きをとらえたビデオなどで神経系動物の進化過程を探ったりする。小中学生には、研究に携わる大学院生らによる身体や最先端技術にちなんだクイズラリーもある。
 コンファレンスセンターでは、視覚障害など環境によって変わる脳の役割と、温度を感じるメカニズムをテーマにした講演会。その後開く「生理研サイエンスレンジャー」は、「うそ発見器」を使い、被験者の脳波の変化からうそを見抜く。体験希望者はWeb(http://www.nips.ac.jp/)上で申し込む。
 公開時間は午前九時半から午後五時まで(入場は午後4時半まで)。当日は名鉄東岡崎駅南ロータリーから午前9時10分から午後4時5分までの間、20分ごとに無料シャトルバスが出る。
 同研究所は「研究継続には市民の理解が不可欠。次代を担う若者には、ぜひ研究内容に触れてほしい」と来場を呼びかけている。

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