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東海愛知新聞

「サンピア岡崎」存続を願う会が発足

「ウェルサンピア岡崎の存続を願う会」の設立総会が12日夜、岡崎市渡町の同館で開かれた。
 厚生年金福祉施設のすべてを5年以内に廃止、または売却するという年金・健康保険施設整理機構法が今年4月に成立。対象施設となるウェルサンピア岡崎について、施設の存続を願う矢作地区の総代会長ら六人が発起人となり同会を発足した。設立総会には施設を利用している企業の代表者や地域住民ら約100人が参加した。
 総会では、発起人が「市内はもちろん各地域からも来館のある大切な施設。なんとか廃止、売却を止めてもらいたい」と述べた。企業からは「名鉄ホテルがなくなったいま、この地域にとって大切な場所」と市全体から見た施設の重要性についての意見があった。
 このあと、役員の選出、事業計画案などが承認され、会長には矢作西学区総代会長の加藤憲尚氏が選ばれた。
 愛知厚生年金健康福祉センター「ウェルサンピア岡崎」は、社会保険庁が施主となって平成5年に着工、8年5月から営業を開始している。敷地面積約35,000平方メートル。5階建ての本館棟やゴルフ棟があり、結婚式場、大浴場、宿泊室、会議・研修室、ゴルフの練習場、テニスコート、プールなどを備えている。
 施設側の説明では、初年度以降の赤字はなく、8期連続で黒字。財団法人厚生年金事業振興団が独立採算で運営し、年間約26万人、延べ246万人が利用しているという。植田健治センター長は「国費が使われたのは施設の建設だけで、運営には一切使っていない。廃止、売却については個々のケースを見て検討してほしい」と話している。

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