エフエムEGAO

番組へのおたより・リクエストはこちら 763@fm-egao.jp その他 局へのお問い合わせはこちら info@fm-egao.jp

東海愛知新聞

“先進国”ドイツに派遣

西三地区からは初めて
岡崎市スポーツ少年団の加納さん

第32回日独スポーツ少年団同時交流派遣団の一員として、岡崎市ソフトボールスポーツ少年団に所属する同市井田新町、岡崎城西高校3年生・加納裕士さん(17)が選ばれた。西三河地区から同派遣団に参加するのは初めて。全国の団員とともに夏休み中の23日間、“スポーツ先進国”ドイツで同年代の青少年と交流する。
 加納さんは広幡小学校1年生の時に兄の誘いでソフトボールを始め、6年生から市スポーツ少年団に所属。城北中学校では陸上の中距離。岡崎城西高校でも陸上部に所属し、競歩の選手として活躍している。
 同派遣事業は、財団法人日本体育協会日本スポーツ少年団と各都道府県のスポーツ少年団が共催。スポーツを通じて日独の青少年の交流を深めようと、毎年相互に派遣している。特に今年は「日本におけるドイツ年」に当たり、充実した交流が期待される。
 スポーツ少年団には各種目の指導者になるためのリーダー制度があり、加納さんは中学生を対象にしたジュニア、高校生のシニアのリーダーを経験。県大会、東海大会でも送迎スタッフとして活躍するなどの実績が認められ、今年の団員の一人に選ばれた。
 一行は団長と指導者、団員を含め97人。今月20日から8月11日まで23日間の日程で、ホームステイしながら交流することになっている。
 加納さんは「ドイツでは、子どもからお年寄りまで国民全員でスポーツを楽しんでいると聞いているので、そんな雰囲気を肌で感じてきたい」と話し、来年にはサッカーのワールドカップが開かれることもあり「できたら準備が進む様子も見学したい」と胸をふくらませている。
 市スポーツ少年団の杉田晃一本部長は「現地では多くの体験をして、帰国後はスポーツ少年団のために活躍してもらいたい」と期待している。
 市スポーツ少年団には現在、ソフトボール、バレーボール、サッカー、少年野球、乗馬、剣道、空手など37団体が所属。団員は3月末で2,153人。このほど今年度総会が開かれ、17年度、18年度役員に杉田本部長と、副本部長に中根三雄さん、近藤宏さんが選ばれた。

ページ最初へ