エフエムEGAO

番組へのおたより・リクエストはこちら 763@fm-egao.jp その他 局へのお問い合わせはこちら info@fm-egao.jp

東海愛知新聞

岡崎市美術館

グループ展 競演

4人展 大作見ごたえ
大地の風展 彫刻、写真も交じえ
テーマ決めず・多分野の作品

岡崎市美術館で22日、2つのグループ展が始まった。第7回「グループ4人展」と第12回「大地の風展」。それぞれ個性的な作品が並び、訪れた市民が熱心に鑑賞している。いずれも26日まで。
 「グループ4人展」は二科会会員だった故・鈴木幸生さんの指導を受け、二科展に出品している額田町、木戸口加代子さん▽岡崎市明大寺町、鈴木章司さん▽竜美中2、蜂須賀和子さん▽三崎町、八田宜毅さんの4人で平成11年から始めた。
 特別なテーマは決めず、この展示会のために作品を持ち寄り、自由にスペースを使って展示している。
 今年は木戸口さんが東北地方の民話「おしらさま」を題材に、夜の森を幻想的に描いている。鈴木さんは「蜃気楼」をテーマにした裸婦。蜂須賀さんは人物をデフォルメした「SANCTUARY」。八田さんは「公園で憩う人」の連作を展示している。
 50号から150号の大作合わせて25点が壁面いっぱいに並び、見ごたえのある展示会になっている。
 一方、「大地の風展」は当初、デッサンを楽しむ市民グループで始まった。ほかのグループにも参加を呼びかけ、今年はデッサンの3グループとほかにもう一つの美術グループが加わり、合わせて約30人が約70点を展示。
 デッサンのほか、水彩画、油彩、パステルの絵画と彫刻、書、切り絵、写真など幅広いジャンルの作品が並ぶ。絵画は風景や静物、人物を描いた、はがきサイズから10号までの作品。会場には優美な女性像の彫刻が置かれ、訪れた市民が見上げるように鑑賞していた。

ページ最初へ