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東海愛知新聞

活動拠点の小屋が完成

額田炭焼の会 地域おこしに“塾”計画

額田炭焼の会(高木田洋代表、会員十七人)が額田町保久にある窯の脇に、活動の拠点となる小屋を完成させた。この小屋で13日、完成を祝う会を開く。小屋は炭焼きの火の番で仮眠する時や食事、会合などに使うほか、同会が“地域おこし”として計画中の「炭焼き塾」の会場にする。
 小屋の広さは19.8平方メートル(6坪)。間伐した杉とヒノキを使った。1m×2.4mの囲炉裏を切り、自在カギを付けた。鉄瓶で湯がチンチンと音をたて、売るほどある木炭で五平餅や魚、肉を焼く。
 会員が地元の大工さんの指導を受けながら、昨年11月から3月初めにかけ、休日を利用して建てた。工費は町の補助金を含め約50万円。
 祝う会は午前11時から。交流している「おかざき炭焼きの会」、「三河炭やき塾」(設楽町)の代表者や町議、町職員らを招く。「食事をしながら炭焼き談義をします。岡崎の人も歓迎」と高木田さん。
 額田炭焼の会は新たにドラム缶窯二基を作り、窯は黒炭と竹炭用の四基になった。地名にちなんで「七ツ蔵窯」と名づけ、道筋に看板を立てて今後の活動に備えた。
 炭焼き塾では、10―15人が1泊2日で間伐から窯出しまでを体験する。宿泊施設として、現在は使われていない下山小学校教員住宅(2階建て)を利用させてほしいと町に申し出て、いまその返事を待っているところだ。
 壊した陶器窯の耐火レンガをもらい受けたことから同会は、高温で焼く白炭(備長炭)用の窯を築きたいという。焼く木はカシ類。昭和30年代後半から下火になった額田地区の白炭焼き復活は近いようだ。
 小屋の完成を祝う会の参加希望者は高木田洋さん(電話0564―84―3165)へ事前に申し込む。

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