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東海愛知新聞

額田で環境保全の集い

生ごみ処理 間伐 水質浄化
住民団体などが事例発表

額田町と町環境教育推進委員会(委員長・三浦浩子夏山小学校長)主催の「環境保全の集い」が26日、豊富小学校体育館で開かれた。
 町環境教育推進委員会は、町の行政と教育委員会がタイアップし、住民組織も参加。平成9年度から毎年1回、環境問題に取り組む活動を紹介している。
 この日は保護者や町内の企業、学校関係者ら約500人が集まり、豊富小学校と額田中学校、住民組織の山留舞会やるまいかい(高瀬茂男会長)の3団体が事例発表した。
 このうち豊富小学校の子どもたちは、学年ごとに行っているサツマイモの栽培、蚕かいこの飼育、稲作や、ミミズを使った生ごみ処理などを紹介した。また額田中学校の生徒たちは、町有林での間伐体験、無農薬の野菜作り、男川での水生生物調査などを通じ「地域の人たちにも自然環境を守る活動を伝えていきたい」と訴えた。
 山留舞会は、樫山にある「おおだの森」で活動するボランティア団体。会員には現在、町内をはじめ岡崎市、西尾市などから88人が登録。毎月1回の例会では、遊歩道の整備や、住民らが植樹した桜の木の世話、間伐などを行っている。
 同会の高瀬会長と角野恒富理事はプロジェクターを使って、13年度から始まった桜の植樹、展望台などの施設造りや、男川、乙川流域で実施している水の浄化活動「リバーヘッド作戦」などを紹介。「環境保全は人づくりから。大人がこうした活動を継続することで、子どもたちにも輪が広がっていくことを願っています」と話した。このあと矢作川沿岸水質保全対策協議会事務局長の神谷功さんが講評。引き続きテレビ、ラジオなどで活躍するアウトドア派のタレント鉄崎幹人さんの講演「命と自然」を聴いた。

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